・ラボ型開発とは
ラボ型開発とはオフショア開発における契約形態の一つで、別名「ODC(オフショア開発センター)」とも呼ばれます。
ラボ型開発(ラボ契約)は、「一定期間(基本、半年〜1年ほど)で発注する仕事量の最低保証を行う契約」のことをで、仕事の有無に関わらず自社専用に優秀な人材を確保しておくことができ、人件費なども低コストで行うことができます。
オフショアとは・・・ビジネスで使用される場合は、「海外で」という意味を持ち、新興国や発展途上国のことを指します。また、コスト削減のために、自社の業務を、人件費の安価な海外企業や海外子会社に委託・移管することをオフショア、オフショアリングと言います。
・ラボ開発のメリット
・コストが抑えられる
自社の人材と同じように管理ができ、プロジェクト単位で人員を調整できる。契約期間中は追加費用がかからない。
日本と比較すると1/3のコストカットが可能。
・優秀な人材を確保できる
世界中から最適な人材を見つけることができ、開発途中のプロジェクトの仕様や設計が変更になっても柔軟な対応が可能。
・開発のノウハウを自社に蓄積できる
一定期間固定のメンバーでのチームを確保するので、開発手法やシステムに対してのノウハウが蓄積され、より生産性の高い開発チームにすることが可能。
・ラボ開発のデメリット
・仕事がなくてもコストがかかる
期間単位で契約をするため、発注量が不足すると不要な人件費を支払うことになるのでプロジェクトが終了してもまた新たなプロジェクトに取り組んでもらうなどの対応が必要です。
・チームの機能が安定するまでに時間がかかる
専属チームを自社の方針やニーズとマッチングさせるための時間がかかるので優秀な人材を確保するためには委託側と受注側のより良い関係性が必要です。
また、時差の都合などで現地のエンジニアとリアルタイムでコミュニケーションをとることが難しいこともあるので時差の少ない地域を選ぶことも必要です。
ラボ開発に向いているプロジェクトと向いていないプロジェクトがあるので特徴を理解したうえで、うまくラボ開発を活用しましょう。
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