ロスカットとは初心者図鑑で勉強するように分かりやすく解説
FXにはレバレッジと言うFX会社の口座に入れたお金を「証拠金」として、最大その25倍までの取引ができる仕組みがあります。
(⇒FXについて詳しくはこちらの漫画より)
この仕組みを活用することでFXは4000円程度の資金でも10万円分もの取引が可能となり、株とは違って少ない資金でも大きな利益を目指す事が出来ます。
例えば株なら10%値上がりした場合は10%分の利益しか得られませんが、FXの場合は10%×25倍で250%もの利益率を狙う事が出来るわけです。
このように少額資金でも十分巨大な利益を狙えるのがFXの強みですが、同時にこれはリスクともなります。
為替相場が自分の予想とは逆に動いた場合、それだけ損失額が大きくなり、場合によっては手持ち資金以上の損失なる事もあり得ます。
そのような事態を防ぐためにFX会社が必ず導入しているのが強制ロスカットシステムです。
これは、為替が予想とは逆に動き含み損が拡大、手持ち資金以上となる前に強制的に取引を終わらせてユーザー資産を保護する仕組みの事です。
強制的に取引を終わらせるなんてひどい!もしかしたらこれから戻ったかもしれないのに!と思う方もいるかもしれませんが、強制ロスカットの仕組みがあるおかげでユーザーは借金となる事を恐れることなく安心してFX取引が出来るのです。
資産がどれくらい目減りしたら強制ロスカットが発生するかはFX会社や設定によって変わってきますので、FX口座開設をしたらまずは強制ロスカット基準を調べておきましょう!
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強制ロスカットになる前に自分でリスクコントロールをしよう
強制ロスカットはユーザー資産を守ってくれる非常に安心できる仕組みですが、自分が意図しない所で取引が終了してしまいます。
そのため含み損ではなく実資産の大きな減少となってしまう事には変わりありません。
FXで成功するためには強制ロスカットに頼るのではなく、自分で許容できる損失を決めておき上手にリスクコントロールをする事が大事です。
たとえ損失となった場面でも上手に損切りを行う事で、資産の目減りを最小限にして次の取引に取り組むことが出来ます。
そんな時に便利なのが「指値注文」と「逆指値注文」です。
指値注文とはあらかじめ指定した値まで為替が動いた時に自動的に利確の決済をしてくれる注文方法です。
これを設定しておくことで見ていないときの大きな利益チャンスを取り逃す事が無くなります。
一方、逆指値注文とは設定した値まで為替が損失に動いてしまった時に自動的に損切りをしてくれる注文方法です。
これを取引ごとに設定しておくことで、見ていないときに含み損が大きくなりそうな場面でも最小限の損失で取引を終わらせることが出来ます。
FX取引を始めたら、取引ごとに「指値注文」と「逆指値注文」を設定しておくのが成功の秘訣です。
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