スプレッドとは?FX会社へ払う実質手数料について学ぼう

(2018/05/15 追記・編集)

FX用語と言うと見ただけではどんな意味を持つのかわからないものや、読み方も分からないものなど難しい単語が多いです。


しかしFX用語をすべて覚える必要はないです。


特に初心者やFXを始めたばかりの入門者の方はいくつかのFX用語を覚えるだけでFX取引には困りません。


必須以外のFX用語も取引をしていくうちに自然と覚えていくものですし、用語を沢山覚える事と利益を稼ぐ事は全く関係ないですしね(^^ゞ


ここではFX用語の中でもまず覚えておくべき「スプレッド」とは何なのか?を解説したいと思います。


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【スプレッドとは】

よく為替の報道で「1ドル100円50銭~60銭」と言った報道がされると思います。


この50~60銭って何だろうと思ったことはありませんか?


これは100円50銭~60銭の範囲で取引されてますと言う意味ではなく、

・1ドルを買う時は100円60銭で買えますよ

・1ドルを売る時は100円50銭で売れますよ

と言う意味です。

この買う時の値を「買値」と言い、売る時の値を「売値」と言います。


チャートや取引ツールでは

買値=Ask

売値=Bid

と表記してますのでこれも覚えておきましょう。取引ツールを見る時に重要です。


そしてこのBidとAskの差をスプレッドと言います。


このスプレッドがFX会社の利益となります。FXで取引をするときはこのスプレッド分だけ差し引かれて取引をするので、BidとAskの差が小さいほどトレーダーに有利になります。


ちなみに差が小さい事を「スプレッドが狭い」と表現し、差が大きいことを「スプレッドが広い」と表現します。


FX会社のHPでは通貨ペアごとにこのスプレッドが示されてますので通常はスプレッドを見て狭い所で取引をすればそれだけ有利になります。



ここで注意が必要です。


じつはこのスプレッド一定ではないのです。多くのFX会社ではスプレッドの所に「原則固定」と書いてあると思います。


これは原則スプレッドはこの値ですよといってるのですが、小さく「例外あり」とも書いてあります。


これが曲者でHP上の下の方などに原則固定の適用時間や例外事例などが書いてあります。


大抵原則固定なのは日本時間の午前から~夕方前くらいの比較的動きが鈍い時間帯です。


多くのFX会社では為替の変動が大きくなる夕方以降は原則固定の例外となります。


また流動性が低い場合や、重要指標発表時など為替の動きが大きくなる時も例外となります。


原則固定とありますが、じつは例外の時間の方が多かったりすのです。(^^;


現在広がる時の動きは各社ともに同じような動きをしますのでFX会社を選ぶときはスプレッド以外の項目で選んだほうが良いです。


スプレッドの値はあくまで参考程度にしておきましょう。


⇒スプレッドについてさらに詳しくはこちらより


手数料=スプレッドじゃない?

FX会社のHPにはよく手数料無料と書かれています。


手数料無料と言う事はスプレッドがゼロと言う事?と思うかもしれませんがそうではありません。


FX取引が始まった初期のころはスプレッドの他に株と同じように売買手数料というモノが存在しました。


この売買手数料が無料ですよ、と言う意味が手数料無料の意味です。


いまではどこのFX会社も手数料を取っているところはないのでもうこれを記載する意味はないのですが・・・。


FX会社ではスプレッドを手数料とは呼んでいないのでこちらが無料になっているわけではないので注意してください。




スプレッドはポジションを持った時にすでに発生している

決済の際にスプレッドが口座の残高から引かれるんじゃないかとか、利益からスプレッド分が引かれた金額が手元にくるのではないかと思われる方がいます。


実はスプレッドはポジションを持った時点で発生します。


ポジションとは通貨を買った、または売ったという状態の事を言います。


つまり売買をスタートした時点ですでにスプレッド分の手数料を支払っているのです。


例えばスプレッドが1銭の会社で米ドル/円を1000通貨買った場合は、買った時点からすでに損益が-10円の状態から始まっています。


その後無事に利益が出て決済をしたら、利益分はそのまま受け取ることが出来ます。


なので取引をすると分かるのですが、ポジションを持った瞬間は損益がマイナス表示されます。


これはポジションを持った瞬間に為替が変動して損失を出したわけではなく、最初にスプレッドを引かれるからです。


デイトレード・スキャルピング以外はあまりスプレッドは気にしなくてOK

FX取引スタイルの中でも短期・超短期取引であるデイトレードやスキャルピングのような売買回数が非常に多い場合はスプレッドを気にしてFX会社を選びましょう。


短期での売買では細かな利益を積み重ねていく事を目的としているので、わずかな手数料差も回数が増える事によって積み重なっていきます。


逆にそれ以外、1日~数日の期間で利益が出た時に取引をするでのんびりスタイルの「スイングトレード」や外貨を買ってあとは放置しながらスワップポイント益を狙う「ポジショントレード」ではスプレッドの大小はほとんど影響しません。


デイトレ・スキャルピング以外のときはスプレッドよりもサービスやサポートでFX会社を選ぶようにしましょう。


⇒目的・状況別に最適なFX会社を紹介


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