FXのスワップポイントで稼ぐ?外貨の長期運用で生活は出来るのか
(2018/05/15 追記・編集)
FXとは異なる2国間の通貨を売買することによって為替差益を狙う取引です。
簡単に言うと、アメリカドルと日本円の取引で1ドル100円になった時にドルを買い、1ドル110円になったら売る事でその差額を利益とする取引です。
このような為替の変動を利用した取引がFXの基本ですが、FXではもう一つ利益を上げる方法があります。
それがスワップポイントです。
よくスワップと略されることもありますが、一体スワップポイントとは何なんでしょうか?
ネットで見かけるスワップポイントだけで生活なんてことは出来るのでしょうか?
メリット・デメリットを理解して正しいFX長期運用を始めましょう。
⇒スワップポイントについて図解付きで優しく学んでみよう
①スワップポイントとは
日本は一部マイナス金利が適用される等世界でも有数の超低金利国で、現在の日本の政策金利は0.1%です。
しかし世界には政策金利が数%と言う国もあります。
日本円で金利の高い国の通貨を買うことでその金利差に応じた利息に似た利益を得ることが出きます。
これをスワップポイントと言います。
例えば、オーストラリアの政策金利は2016年11月現在で1.5%なので日本との金利差は1.4%です。
この金利差を参考にFX会社ではスワップポイントを決定しトレーダーに支払います。
1.4%と言う数字も日本の銀行に預けた時の利子に比べるとけた違いに高いですが、さらに長期運用で人気のトルコや南アフリカでは政策金利が8%を超える事も珍しくなく高スワップポイントが期待できます。
②外貨預金との違い
FXのスワップポイントと同じく外貨の長期運用で利益を狙うサービスに銀行が行っている外貨預金があります。
銀行の外貨預金も基本的にはFX長期運用と同じで、日本円を外貨に換えて外国にお金を預ける事でその金利差に応じた利息をもらえます。
銀行がやっているのだから安心だという方も多いかもしれませんが、FXのスワップポイントと比べると実はメリットが全くありません。
むしろFXをやっている方は高額の手数料や融通が利かないことに驚かれると思います。
例えば高金利通貨でありながら為替変動が比較的緩やかで人気の豪ドルの場合、外貨を円に戻すときの手数料はFXの場合は大体1通貨辺り0.7~1銭程度なのに対し、銀行の外貨預金は40銭~2円前後と非常に高額です。
また途中で円に戻そうと思っても外貨預金は途中解約の手続きが必要ですが、FXの場合は元々外貨取引に特化しているのですぐにできます。
特に高額な手数料はせっかくの利益も吹き飛んでしかねい高額なものなので、外貨で長期運用を検討している方はFX会社を通しての方が断然お得なのです。
③長期運用におすすめの通貨と注意点
しかし外貨預金と同様FXの長期運用にも同じリスクがあります。
それは為替変動により為替差損が発生した島た場合、スワップポイント益以上の損失になってしまいトータルでマイナスになってしまう可能性がある事です。
これは外貨預金でも同様で外貨運用では避けられないリスクです。
しかしFXの利点でこのリスクを軽減することが可能です。
FXでは為替変動が自分に不利な方向に動きそうになったらすぐに外貨を円に戻すことが出来ますし、また様子を見て外貨運用の再開もすぐにできます。
この自由度の高さが銀行の外貨預金にはないFXのメリットです。
この自由度の高さを生かすためにも為替相場は定期的にチェックして、相場が今自分に有利なのか不利なのかを把握するようにしておきましょう。
④高スワップポイントが期待できる通貨って何がある?
少し前までは豪ドルやNZドルが長期運用向け通貨として人気でしたが、政策金利が下がったことで以前ほど長期運用通貨としての魅力は無くなっています。
代わりに長期運用として人気となっているのが「トルコリラ」と「メキシコペソ」です。
どちらもFX会社や銀行の外貨預金でも扱い始め手から日が浅いため、対応している会社はまだ多くありませんがその高金利から非常に人気となっている通貨です。
トルコリラは政策金利が8.0%、メキシコペソは7.5%と日本の0.1%と比べると段違いの高さです。
スワップポイントも時に100円を超える時もあり、長期運用したい方にぴったりの通貨ですね。
ただ新興通貨ゆえに為替変動も大きめなので、FXの強みである何時でも止めて・再開できる利点を生かせるように定期的に為替チェックは行うようにしましょう。
⇒トルコリラについてはこちらの特集より
⇒メキシコペソについてはこちらの特集より
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