南アランドは地獄?安く買えるがゆえにリスクも大きい
(2018/05/18 追記・編集)
FXで取引をするときは1万通貨単位または1000通貨単位で、米ドルなら1万ドルや1000ドル単位での取引ですよと言う意味です。
1米ドル=100~120円で推移することが多いので、1000通貨単位の場合は大体10万円~12万円の資金が必要です。
ただFXはレバレッジという、FX会社に預けたお金を証拠金として最大25倍までの取引ができる仕組みを利用するのが普通です。
この仕組みを使えば米ドル1000通貨単位取引でも4000円~5000円程度の資金があれば大丈夫です。
このように少額資金でも始められるのがFXの魅力ですが、取引できる通貨は米ドルだけではありません。
FXではユーロ、英ポンド、豪ドル、ニュージーランドドル、カナダドル・・・と数多くの国の通貨と取引ができます。
その中でも高金利通貨として有名&人気なのが南アフリカの通貨「南アランド」です。
FX会社では取引する2国間の政策金利の差に応じてスワップポイントと言う値を設定しています。
スワップポイントがプラスなら毎日数値に応じた収入が入り、マイナスなら支払う必要があります。
通常、政策金利の低い国通貨で高い国の通貨を買うとスワップポイントはプラスになります。
日本円は政策金利が0.1%と世界でも有数の超低金利国です。
逆に南アランドは2018年4月時点で6.50%と世界でもトップクラスの高金利国です。
スワップポイントの大きなプラスとなる事が多いです。
また2018年5月時点では1南アランド=8~9円で推移しており、レバレッジを掛けないで1万通貨買ったとしても8~9万円で買えてしまいます。
これらの理由で高金利で非常に買いやすい南アランドは長期運用したい方に非常に人気です。
が、南アランドはほかの通貨と比べても非常に特殊で注意しないと地獄を見てしまいます。
⇒長期運用するときに気を付ける事と賢い運用方法について解説
南アランド特殊性を理解して地獄を回避しよう
1南アランドは日本円で8~9円と米ドルやほかの通貨と比べても格段に安く買えるのが特徴です。
非常に低価格で買えるのですが、その低価格こそが注意すべき点です。
例えば為替が1円変動した場合、
米ドルの場合は1ドル110円ほどなので、1円変動しても変動率は1%以下です。
しかし南アランドの場合、10%以上の変動率となってしまいます。
米ドルの時はあまり気にしな方レベルの変動を南アランドは気にしなければなりません。
特に高レバレッジを掛けて取引している場合、1円の変動でも強制ロスカットを喰らってしまう可能性が高くなります。
為替は変動するので、通常含み損に動いてもまた戻るのを待つことができますが、強制ロスカットされてしまっては待つこともできません。
スワップポイントを沢山もらおうと高レバレッジを掛けてしまうと、スワップポイント益以上の為替差損がが発生してしまいかねません。
南アランドで取引するときは為替変動を考慮して低いレバレッジで取引するように心がけましょう。
⇒外貨運用の基本を優しく学ぼう
南アランド運用するなら積立FXでリスクを分散させよう
価格変動率が大きい南アランドを運用するときにおすすめなのがSBIFXトレードが行っている「積立FX」と言うサービスです。
少額で定期的に外貨を買い続ける事により変動リスクを分散化、結果的に安定したレートで外貨を運用することができます。
(ドルコスト平均法と言う手法です)
特に南アランドの様な為替変動率が大きな通貨はどのタイミングで外貨を買うかによって利益率に大きな差が出てしまいます。
しかし買う時期を分散させることで長期的にみると為替変動の影響が受けづらくなり、効率的にスワップポイント益を狙う事が出来ます。
しかもSBIFXトレードの場合は1通貨から外貨を購入することが可能なので、好きな額から南アランド運用が可能です。
為替の変動についても最初に許容変動幅を設定しておけば、想定外の変動時には購入を見合わせると言った事が出来るので無理なくスワップポイント益を積み重ねていく事が出来ます。
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