ニュースでも頻繁に株価や為替が報道されるように投資の代表格と言うと株やFXです。
株やFXは投資の中でも少額で始められる事が人気の理由の一つですが、少額で始めなければならないというわけではありません。
数千円から始められる株やFXで初期資金10万円から始めるならどういう取引がいいのか紹介します。
⇒FXとは何か?漫画で解説
10万円から始める株式投資
株には銘柄ごとに「単元株数」というものがあり、最低限購入しなければならない数が決められています。
銘柄によって100株単位で購入する必要があるものから、1000株単位であるものもあります。
なので株を購入するのに必要な資金は「株価×単元株数」となり、一株が100円程度でも1000株単位の株なら資金が10万円必要になります。
証券会社によっては「まめ株」や「ミニ株」のように単元株数を証券会社で独自にばら売りすることにより、少ない資金で株が始められる仕組みを導入しているところがあります。
少額で株を始める場合はこの「ばら売り」の仕組みを利用します。
10万円から株を始める場合もまめ株やミニ株を利用するメリットはあります。
細かく色々な銘柄を買う事でリスク分散を行う事ができます。ただミニ株やまめ株の場合は株の配当を貰う事はできますが、株主優待は対象外の場合がほとんどなので気をつけましょう。
また10万円もの資金があれば、単元株数未満のばら売りを買う必要もない場合が多いです。
2016年時点で約4割の銘柄が10万円で規定の単元株数で買う事ができます。
有名どころでは
・コニカミノルタ(株) ⇒ 869円×100株
・ダイニチ工業(株) ⇒ 811円×100株
・ブックオフコーポレーション(株) ⇒ 809円×100株
・グリー(株) ⇒ 805円×100株
・三菱自動車(株) ⇒ 793円×100株
など大手企業の株も10万円の資金があれば買う事が可能です。
まめ株やミニ株で細かく買ったり、大手企業の株を買ったりと10万円の資金があれば様々な選択が可能となります。
10万円から始めるFX投資
FXは約4000円程度と少額から始める事が可能なのが魅力の一つです。
そんなFXを10万円から始めるとしたらどんな運用方法があるでしょうか。
①レバレッジ1倍での南アランド、またはトルコリラを低レバレッジで長期運用
2017年9月5日現在で1南アランドは8.5円前後、1トルコリラは31円前後です。
南アランド円であればレバレッジ1倍で1万通貨運用が可能ですし、トルコリラ円もレバレッジ3倍程度で1万通貨運用が可能となります。
南アランドやトルコリラは高スワップポイントが魅力の通貨ですが、マイナー通貨の為に為替変動も大きめです。
そのためレバレッジを大きくすると長期運用中に強制ロスカットを喰らってしまう可能性があります。
10万円の資金があれば低レバレッジで1万通貨運用が可能となり、安定した長期運用を行う事ができます。
②米ドル円を高レバレッジで大きな取引
米ドル円は為替変動が安定的な通貨ペアです。また情報も入りやすく、円高や円安の動きトレンドが読みやすい通貨でもあります。
10万円の資金でレバレッジを最大までかけると250万円分もの取引が可能となり、大きな利益を目指す事ができます。
デイトレーダーに人気の通貨ペアとして英ポンド円もありますが、変動が大きく読みにくいです。
③スワップポイントと為替変動益両方を中レバで狙うならNZドル円
米ドルとトルコリラの中間にあたる特性を持つのがNZドルです。
高金利通貨に分類され、かなりの高スワップポイントが期待でき、為替変動もトルコリラや南アランドに比べると緩やかなので為替変動益も狙いやすい通貨です。
1NZドルは78円前後なので、レバレッジ7~8倍の中レバで始める事ができ、リスクと利益のバランスが取れた取引が可能です。
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