FXで借金地獄はあり得る?踏み倒しや自己破産も出来ない?をまとめ
FXの記事でたまに借金を負った、破産しそう、地獄を見た、と言ったような内容の記事を見かける事があります。
実際にFX取引を行ってそのような事が起こりうるのでしょうか?
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借金や破産などの書き込みの多くはデマまたは自業自得
書き込みの多くは注目を集めるためのデマだったり、FX取引自体とは関係のない自業自得の場合がほとんどです。
例えば、FXは投資なので余裕資金の中で行うのが大前提なのですが、投資に回してはいけない生活費に手を出して損失を出してしまったがために生活が厳しくなったり、そもそも借金をしてFXをやってしまうようなギャンブル依存症に近い人たち等です。
FXを損失を出してしまう場面もあれば、利益とな場面もあります。
無理な資金運用で行えば精神的にもきつくなり、普段は犯さないような失敗も起こしてしまいがちです。
無理ない資金運用でFXを行えば借金地獄や自己破産しなければならないような自体はほぼ起こりません。
⇒FXで失敗しない為に正しい取引のやり方で始めよう
それでも借金を負ってしまうような事態はあり得る
キチンと余裕ある資金で運用すればFXで借金を負うようなことはほぼありませんが、可能性はゼロではありません。
FXでは通常損失が手持ち資金以上にならない様に損失がマイナスとなる前に強制的に決済を終わらせる「強制ロスカット」と言う仕組みがあります。
通常はこの仕組みが働き、マイナス側に大きく動いても手持ち資金以上に損失となる事はありません。
しかし例えば高レバレッジで取引をしている時に、非常にごく短時間で損失側へ物凄い値動きをした場合、この強制ロスカットの仕組みが発動するのが間に合わず、手持ち資金以上の損失を出してしまう可能性があります。
ほとんどない事なのですが、実際にこれが起こってしまった事例があります。
歴史的な悲劇「スイスフランショック」
2015年1月15日、それまでスイスの中央銀行がおこなってきた「対ユーロで1.20を割り込むような下落があれば永続的に介入を行う」と言う政策を突如やめる宣言をしました。
この突然の発表に市場は大混乱、スイスフランが絡む通貨ペアでは瞬間的に大変動を起こしロスカットが間に合わない事態となりました。
さらに宣言の数日前にはこれからも介入を続けるという旨の発言をしており、それを反故にする発表だった事も混乱を大きくさせた要因です。
このスイスフランショックと呼ばれる出来事は個人で大きな借金を背負った人が出ただけでなく、その影響を受けFX会社の中には倒産してしまう所も出るほどでした。
FXで借金を負ってしまうかもしれないもしもの時に備えておくには
スイスフランショックは逆にどうすればこのような事態が起きても借金を負うような事態を避ける事ができるのかも実は教えてくれています。
スイスフランのようなマイナー通貨で高レバレッジ取引を行わない、これだけで借金を負うような事態を避ける事が出来ます。
マイナー通貨は取引量が少ないため、ちょっとした出来事でも価格が乱高下しやすいハイリスクハイリターンな通貨で、そこに高レバレッジをかければさらにハイリスク取引となってしまいます。
同じ高レバレッジでも米ドルやユーロの様なメジャー通貨であれば強制ロスカットが間に合わないような値動きが起こる事はまずありません。
特にFX初心者のかたはマイナー通貨ではなく米ドルの様なメジャー通貨で取引をするようにして、もしものリスクを回避するようにしておきましょう。
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