通貨スワップレート とは?図解付きで分かりやすく解説。日本と韓国の協定についても

通貨スワップレートとは?図解付きで分かりやすく解説。日本と韓国の協定についても

通貨スワップとはデリバティブ(金融派生商品)の一つで異なる通貨間のキャッシュフローを交換取引の事を言います。


ただ多くの人が「通貨スワップ」と聞くと「通貨スワップ協定」の方を連想するかと思います。


通貨スワップ協定とは各国の中央銀行(日本なら日銀)同士が協定を結んで、自分の国の通貨に危機が迫った際に一定レートで相手に国の通貨を融通してもらう約束事です。


日韓スワップ協定と言った単語をたまに聞く事もあり、国家間の条約のような印象を受けますがあくまで銀行同士の協定で国同士の条約ではありません。


それぞれの国の中央銀行は自国の通貨安定の為に外国為替市場に介入することがあり、そのために外国のお金を相当量持っていることが多いです。


例えば日本の場合なら急激な円安で経済に悪影響が出そうな場合、手持ちのドルを売って円を買い上げる事によって、円高の動きを促し市場の安定を狙います。


このような介入は外貨を手持ちで保持していいないといけませんが、通貨スワップ協定を結んでおけば必要な時に外貨を融通してもらう事ができます。


現在日本は、アメリカ・EU・オーストラリア・イギリス・スイス・カナダ・インドネシア・タイ・シンガポール・フィリピン等と通貨スワップ協定を結んでいます。


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度々話題となる日韓スワップ協定とは?

日韓スワップ協定は世界の経済危機に備えて金融市場安定化の日本と韓国で通貨を一定レートで融通し合う事を目的に2005年締結されました。


協定上は双方向の融通となっていますが、実際は韓国の経済危機の際に日本が円を融通する経済支援政策となっていました。


2012年の当時の韓国大統領である李明博氏による竹島上陸などで日韓の関係が冷え込み、2013年7月の満期を持って延長されずに日韓スワップ協定は終了しています。


現在も度々日韓スワップ協定の再締結についてのニュースや発言が出る事がありますが、政治・経済的にも関係が冷え込んでいる事、日本にとってのメリットがない事などから実際に締結に向けた動きとはなっていません。

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