FXで人気の通貨ペアはどれ?取引量ランキング
FXと並び人気の投資「株」の場合、東証一部上場の銘柄だけでも2000種以上もあり、その中からこれから儲かりそうな銘柄を探すのは非常に骨が折れます。
FXの場合は殆どのFX会社で取り扱い通貨ペア数は20種類ほど、多い所でも50種類ほどで株に比べて非常に選びやすくなっています。
また初心者の方は「米ドル/円」を選んでおけばまず間違いないので、初めての人で銘柄選びに迷う事はまずありません。
とは言え他の通貨ペアはどれが人気なのかも気になりますよね。
ここでは国内の取引量ランキング上位の通貨ペアをデータと合わせて紹介します。
(データもとは金融先物取引業協会です)
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2017年の年間取引額から見る通貨ペアランキング
1位:米ドル/円
取引額:3309兆円
シェア:76.74%
圧倒的な取引量を誇る「米ドル/円」。初心者だけでなくプロの方も基本は米ドル円取引を行っています。
米ドル円は為替変動が他のペアに比べて緩やかな為、高レバレッジで取引してもリスクコントロールをしやすい点が人気です。
また最近ではアメリカの政策金利の上昇に伴い、日本円で米ドルを買った場合のスワップポイントが高くなってきているので長期運用者にも人気の通貨ペアとなっています。
2位:英ポンド/円
取引額:317兆円
シェア:7.36%
ボラリティ(為替変動)の大きな通貨ペアとして特にデイトレーダーの方に人気の通貨ペアが国内第2位となっています。
特にロンドン市場とNY市場が同時に開く午後9時~午前2時辺りは非常に変動が大きいため、デイトレで大きく稼ぎたい方が多数この時間に英ポンド円取引を行っています。
ただ変動が大きい分、デイトレであってもリスクは高めなので注意が必要です。
3位:ユーロ/米ドル
取引額:200兆円
シェア:4.64%
世界でNO.1取引量を誇る「ユーロ/米ドル」が国内3位につけています。
「円」が絡まない為に日本ではそこまでシェアはないですが、逆に円が絡まないのにここまでの取引量を誇るのは流石と言えます。
世界取引量が莫大の為、米ドル円以上に為替レートが安定しているので非常に取引しやすい通貨ペアです。
ただユーロ圏とアメリカ2つの外国の情報を仕入れる必要があるので、初心者の方には少し取り扱いにくいかもしれません。
4位:ユーロ/円
取引額:197兆円
シェア:4.57%
世界第2位の取引量を誇るユーロと3位の円の組み合わせ通貨ペアが第4位です。
日本より政策金利が低い数少ない通貨ユーロの場合は米ドル円や英ポンドとは違った注意が必要です。
FX取引をするのに日本人は「売りから入る人」よりも「買いから入る人」が多いのですが、ユーロ円で買いから入った場合、スワップポイントがマイナスになるので注意しましょう。
5位:豪ドル/円
取引額:155兆円
シェア:3.62%
以前は高金利通貨として人気だった豪ドル/円が第5位です。
オーストラリアの政策金利引き下げによるスワップポイント減少で、長期運用向け通貨としての魅力は失われつつあります。
ただ米ドルより大体20%ほど安く買える外貨なので、米ドルの代わりとして売買する人も多いです。
6位:英ポンド/米ドル
取引額:49兆円
シェア:1.14%
7位:NZドル/円
取引額:22兆円
シェア:0.52%
豪ドルと並んで高金利通貨として人気だった通貨ペアですが、こちらも今はトルコリラやメキシコペソなど他の通貨ペアに高金利通貨として座を奪われています。
8位:豪ドル/米ドル
取引額:14兆円
シェア:0.32%
9位:ユーロ/豪ドル
取引額:6兆円
シェア:0.14%
10位:トルコリラ/円
取引額:5兆円
シェア:0.13%
近年、長期運用向け通貨として人気となっているのがトルコリラです。まだ取引量は少ないですが、これは取り扱うFX会社が少ないのも理由の一つです。
非常に高いスワップポイント&日本円で安く買える外貨の為、気軽に始めやすい通貨です。
しかし地理的にイラクやイラン、シリアと言った中東の国と隣接しており、紛争リスクが高いのがネックです。
為替変動も高めなので長期運用する人も定期的に為替はチェックして、為替差益とスワップポイント益のバランスを確認しておきましょう。
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